エクセルの主な算術演算子

=A1B1 セルA1の値にB1の値を足す(足し算)

A1B1 セルA1の値からB1の値を引く(引き算)

A1B1 セルA1の値とB1の値を掛ける(掛け算)

A1B1 セルA1の値をB1の値で割る(割り算)

A1B1 セルA1の値のB1乗を求める(べき乗)

A150% セルA1の値に0.5を掛ける(パーセント)


エクセルの”便利”なショートカットキー

【保存】CtrlS:上書き保存(Save

【データ複写】Ctrl+C:コピー(Copy)& Ctrl+V:ペースト(Cの一つ右のキーVでペースト。Vという文字が「かご」に見える。)

【データ移動】Ctrl+X:切り取る(Xという文字が「ハサミ」✂に見える。)& Ctrl+V:ペースト

【前操作】Ctrl+Y:ひとつ前の操作を行うことができる。

【セルのコピー】Ctrl+DDown)。Ctrl+RRight)。※(例) A1セルに記述がある。A2セルでCtrl+Dと操作すると、A2セルにコピーできる。

【矢印でカーソルの瞬間移動】Ctrl+←(Homeへ移動)。Ctrl+↑(PgUp)。Ctrl+→(End)。Ctrl+↓(PgDn)。

【全選択】Ctrl+A:全て選択(All)

【検索】Ctrl+F:[検索と置換] ダイアログボックスが表示(Find)。Alt+Pで置換。

【置換】Ctrl+H:[検索と置換] ダイアログボックスが表示(Hな置換)。ALT+Dで検索。

【削除】Ctrl+-([削除] ダイアログボックスが表示)

【挿入】Ctrl+Shift++([セルの挿入] ダイアログボックスが表示、Shiftを押さないと日付になる)

【日時】Ctrl+(今日の日付、Today関数と同じ)

    Ctrl+:(13:15のように:で、現在の時刻、Now関数と同じ)

【3桁区切り】Ctrl+Shift+1(20000 ⇒ 20,000になる)

【セル内の改行】Alt+Enter

【合計】Alt+Shift+=(Sum関数と同じ)

【Functionキー】F1はヘルプ。F2はセル内編集。F4は絶対参照の切替え(数式バーの中で該当セルにカーソルを置き、F4キーを押す。)

                            ※(例) $B$10(絶対参照)⇒ B$10(行だけ絶対参照) ⇒ $B10(列だけ絶対参照)⇒ B10 が切り替わる。

【その他1】・Ctrl+Z:状態を元に戻す。(後がないZを、後がある状態に戻す)

                   ・漢字変換の際にTabで全ての候補がでる。

【その他2(表の書式設定)】

Ctrl+1:[セルの書式設定] ダイアログボックスの表示されます。 

 ※ なお、表示後にCtrl+→で、タブを変更できます。

ここで、『Alt+FでFont』『Alt+Uで下線(Under)』『Alt+Oでスタイル』『Alt+Sでサイズ』を変更できます。

↑↓等を使って、変更できます(マウスは不要)。

 ※ Alt+(  )で、パネル上のリストボックス、チェックボックスを操作できます。

【参考文献】大村あつし(2016)、あなたの1日を1時間増やす! 魔法のExcelショートカットキー、秀和システム.


”便利”なエクセル関数

Excelの関数は「必要なときに使い方を調べて使う」と言われます。ただ、教育現場で活用したい関数は20種類程度ですので、この機会に学習しましょう。もちろん、ここにまとめた関数にも便利な関数はあると思いますので、どんどん活用していきましょう。

 

【AND】=AND(論理式1論理式2・・・論理式255・・・すべての条件が満たされているかを調べる

【AVERAGE】AVERAGE(数値・・・数値を平均する

【COUNTIF】 COUNTIF(範囲検索条件・・・条件を満たす値の数

【COUNTIFS】=COUNTIFS範囲1検索条件1範囲2検索条件2・・・複数条件を満たす数

【DATE】=DATE(・・・数値から日付データを作成する

【IF】=IF(論理式TRUEの場合FALSEの場合・・・条件分岐をつける

【IFS】=IFS(式1式1がTRUEの場合式2式2がTRUEの場合FALSEの場合・・・複数条件で表示内容を変更する

【IFERROR】IFERROR(エラーの場合の値・・・ エラー時の表示切替

【MAX】MAX(数値・・・最大値を出す

【MIN】=MIN(数値・・・最小値を出す

【OR】=OR(論理式1論理式2・・・論理式255・・・いずれかの条件が満たされているかを調べる

【ROUND】=ROUND(数値桁数 ・・・指定した桁で四捨五入する

【SUM】=SUM(数値・・・数値を合計する

SUMIF】=SUMIF(範囲検索条件合計範囲・・・条件に合う数値を合計する

【SUMIFS】=SUMIFS(合計対象範囲条件範囲1条件1条件範囲2条件2 ・・・複数条件で合計

【TODAY】=TODAY()・・・今日の日付を出力する

【VLOOKUP】=VLOOKUP(検索値範囲列番号検索方法・・・表示させたい値を検索する

【XLOOKUP】=XLOOKUP(検索値範囲列番号検索方法・・・条件に当てはまるセルを探す、表示する

 


ピボットテーブルは集計・分析に必須の”凄い”機能

ピボットテーブルとは、ラッグだけで大量データを集計できる機能です。最初は、信じられない話に聞こえるかもしれませんが、簡単なルールさえ知ってしまえば、確かにドラッグだけでできる気がする。。。この機会に使いこなしていきましょう。右の図は、授業でも扱いたいのですが、エネルギーに関する調査を、ある中学校で実施したものです。クラスA、クラスBを対象にして、事前、事後調査(実際は、遅延調査も実施しました。)を実施した生のデータです。とりあえず、練習として、事前、事後調査のエクセルデータを使って、右の表にしてみました。要した時間は、なんと『5秒』もかからない程度でした。ほんと、エクセルは神ソフトです。。。

【参考文献】木村幸子(2020)、マンガで学ぶエクセル 集計・分析ピポットテーブル、マイナビ出版.