【エクセル;リテラシーレベル】

(1)『エクセルを使いこなそう』タブをみて、一通り操作をしてみて、これは使いやすい、と感じるものを覚えて、今後、積極的に使いましょう。(※ ちなみに、前操作『Ctrl+Y』はお勧めです。)

(2) 一度は、エクセルの算術演算子を使って式を入力してみると、計算方法を理解したうえで、統計ソフトを使えたりするようになると思います。実は、大学院(修士課程)に在籍していたころ、検定をエクセルのみ(アドインやエクセル関数を使わない条件)で行う授業がありました。正直なところ、大変でした。。。ただ、その経験があったからこそ、数式の統計学的意味が理解できるようになったと思います。これは、今の時代もやるべきだと考えています。ボタンを押せば答えが出る、という一見すると便利でしかない統計ソフトも多いと思いますが、原理を理解せずに使用するのであれば、それはブラックボックスのような道具でしかなく、学術的な進展は期待しにくいかもしれません。                                                                

(3) VLOOKUP等を駆使して、一度、作成しておくと『座席表』『三者面談の予定表』『クラス内の電話帳』等、必要に応じてアレンジできます。具体例はTeamsに載せておきます。興味のある人は積極的に学習してみましょう。

(4) PEASON等を駆使して、計算してみましょう。合計、平均以外にも使えそうな関数があることを確認しましょう。

(5) COUNTIF等を駆使して、分かりやすい表を作ってみましょう。

【エクセル;アドバンスレベル】

(1) マクロで『出欠状況一覧表』を作成してみましょう。具体例はTeamsに載せておきます。興味のある人は積極的に学習してみましょう。

【平均値ほか】

(1) 何度も使ったことがあり、既に知り尽くしていたと思っていた『平均値』についてですが『誤差を最小にする真の値』という説明ができたでしょうか。

(2) 年齢の幅が広く、若者とお年寄りしか利用者がおらず、真ん中の年齢の人数が誰もいないのでその平均年齢では児童公園の利用者という説明が出来ない。データやグラフに惑わされてはいけないと言ういい例だと思います。今回は、中央値などを用いて、本当の事実を説明することが大切です。

【参考文献】羽山博(2007),マンガで学べる!統計解析,ナツメ社,1-23.

(3) 問(1)に示したように普段使用しているはずの用語の本質を理解していないことはたくさんあると思います。例えば、『偏差値』も何気なく使うと思いますが、この機会に、頑張って説明してみましょう。

【アンケート

標本の大きさの統計学的な最低基準は存在していません。ただ、絶対的ではないが、400とみる見方もあります。このことを証明してみましょう。ただ、言うまでもなく、400あれば、それで全て解決と思ってはいけません。

例)A新聞購読者400人で日本全体の意見はわかりません。

例)A新聞購読者400人へのアンケート調査より、A新聞、Y新聞、M新聞購読者100人づつ(合計300人)の方のデータの方が偏りが少ないかもしれません。

例)例えば「〇〇政権を支持しますか。」というだけの問いの場合、その経緯、理由等の背後にあるものは、人それぞれの状況としか言いようがないですね。